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典薬寮(てんやくりょう)

「くすりのつかさ」とも。令制の宮内省所管の官司。官人の医療と医師の養成とをつかさどる。唐の太常寺(たいじょうじ)被管の太医署(たいいしょ)にならったもの。頭・助・允・大属・少属各1人の四等官のほか,医療技術者である医・針・按摩・呪禁(じゅごん)の各師,医学教育者である医・針・按摩・呪禁の各博士とその学生である生(しょう),薬園を管理する薬園師・薬園生が配され,品部として薬戸・乳戸が付属。896年(寛平8)内薬司を併合し,侍医・女医(にょい)博士・薬生をも擁した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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