興福寺西金堂の旧像。寺の記録によると,竜灯鬼の像内には1215年(建保3)の康弁作と記す書付があるという。非現実的な鬼を写実的に表現した造形は見事で,運慶の三男と伝える康弁の技量の確かさを物語る。高さは天灯鬼78.2cm,竜灯鬼77.8cm。興福寺蔵。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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