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天津軍(てんしんぐん)

北清事変に際して,公使館・居留民保護のために天津に駐留した日本陸軍部隊。1901年(明治34)9月の北京議定書第9条にもとづいて,日本のほか英・露・独・仏・オーストリア・伊・米も交通の要衝への駐屯権を得た。清国駐屯軍・支那駐屯軍ともよばれた。36年(昭和11)5月,それまで1000人程度だった兵力を5700人に増強。翌年日中戦争が始まると,北支那方面軍司令部と支那駐屯混成旅団に改編された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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