キリシタンの呼称の一つ。中国・朝鮮などではマテオ・リッチの「天主実義」(1601または03刊)から一般化したとされるが,日本ではそれより早く16世紀末から用いられた。教会側は天主では誤解を招く危険が大きいとして使用したがらなかったが,幕末再伝では教会をみずから天主堂と称し,明治期以降天主教が定着した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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