1. 用語
  2. 日本史 -て-
  3. 出羽柵(でわのさく)

出羽柵(でわのさく)

出羽国南部におかれた古代の城柵。708年(和銅元)出羽郡が建郡されて越後国に属したが,翌年に陸奥・越後両国を対象に蝦夷(えみし)征討が行われた。その折に諸国の兵器を出羽柵に運送させたとみえるのが初見。712年出羽郡を核として出羽国が成立。国府は出羽柵におかれたと考えられる。山形県鶴岡市などに比定地があるが不詳。733年(天平5)秋田村高清水岡(たかしみずのおか)(現,秋田市)に移転した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう