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出羽三山(でわさんざん)

山形県のほぼ中央部に位置し,最高峰の月山(がっさん)(標高1984m)と羽黒山・湯殿(ゆどの)山の3山の総称。三山はもと熊野三山に擬して,羽黒山・月山・葉山であったが,戦国期に葉山が湯殿山にかわったとされる。三山登山は平安時代から始まったが,一般民衆が道者(行者)として三山参りをしたのは室町時代以後で,江戸時代に全盛をみた。登り口は7口あり,それぞれの口に寺があって,道者の宿泊・祈祷・先達などを務めた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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