鉄道建設の基本方針を定めた法律。1892年(明治25)6月公布。91年7月に井上勝(まさる)鉄道庁長官が提示した「鉄道政略ニ関スル議」の延長線上に位置し,軍事的・経済的観点から早急に建設を要する鉄道を第1期予定線として定めた。私設鉄道の設立も認めてはいたが,鉄道建設における政府の強い主導権を確立し,統一的な計画・運営を可能にした。1922年(大正11)7月改正鉄道敷設法が施行され,廃止された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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