鄭成功(ていせいこう)
生没 1624.7.14?~62.5.8 中国明の遺臣で武将。父は鄭芝竜,母は日本人田川氏。肥前国平戸生れ。幼名福松,唐名森。字は明儼(めいげん)。日本では国姓爺(こくせんや)として知られる。7歳のとき明に渡り南京に学ぶ。明の滅亡後は唐王に仕え,国姓(明皇帝の姓)である朱を賜り成功と改名。父芝竜の降清後も南シナ海貿易・日本貿易の実権を握り,復明運動の軍資金としたほか,日本にも数回請援の使者を送った。南京攻略に失敗ののち,1661年オランダ人を駆逐して台湾に拠ったが翌年病死。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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