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敦煌石窟(とんこうせっくつ)

中国甘粛省敦煌市に残る仏教石窟寺院で,千仏洞・西千仏洞・楡林洞・水峡口窟をあわせた総称。千仏洞の莫高窟(ばっこうくつ)が最大規模で,約490の石窟が残る。現在確認できる最古のものは,北涼時代の5世紀初めといわれ,文書記録に残る4世紀中頃の窟は未確認。明代の16世紀中頃に造営が終わる。敦煌は河西走廊西端に位置するシルクロードの出入口で,東西文化交流の中継地として栄えた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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