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土塁(どるい)

土居(どい)とも。土を盛りあげ土手状にした防御施設。城郭などの周囲に築き城壁とした。断面は三角形ないし台形となる。土をたたきしめた敲(たたき)土居と芝を張った芝土居があり,土を薄い層状につき固めて積み重ねたものを版築(はんちく)土塁とよぶ。弥生時代の環濠集落や古代山城から用いられ,中世城郭では一般的になり,平城で先行して使用され,山城に出現するのは戦国期に入ってから。近世には石垣の使用が多くなる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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