鳥居強右衛門(とりいすねえもん)
生没 ?~1575.5.- 戦国期の武将。一説に実名勝商(かつあき)。三河国長篠城主奥平信昌の家臣。1575年(天正3)長篠城が武田勝頼軍に包囲された際,援軍要請の密使として城を脱出。岡崎城に赴き徳川家康・織田信長から即時出陣の返事をえたが,帰城途中で武田軍に捕らえられた。武田軍は強右衛門を城近くに連行,援軍は来ないといわせようとした。彼は偽って承諾し,城中にむかって「援軍が到着する」と叫んだため,磔(はりつけ)にされた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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