1. 用語
  2. 日本史 -と-
  3. 鳥居清長(とりいきよなが)

鳥居清長(とりいきよなが)

生没 1752~1815.5.21 江戸中期の浮世絵師。本姓関口,俗称市兵衛。鳥居家3代清満の門人で,明和末年から清満や鈴木春信の画風にならった錦絵を制作。安永期には礒田(いそだ)湖竜斎の影響をうけたが,天明期には,すらりとした長身に健康的な色香をただよわせた独自の美人画風を確立。大判錦絵を横につなげた2枚続・3枚続の画面に江戸の風景を写実的に描き,多数の美人を配した錦絵作品を得意とした。また役者絵に浄瑠璃の太夫を描いた出語り図(でがたりず)を考案した。師清満の没後に鳥居家を継いでからは家業の芝居看板絵・番付絵に専念した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう