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虎塚古墳(とらづかこふん)

茨城県ひたちなか市中根にある古墳後期の装飾古墳。墳長56.5m,後円部径32.5mの前方後円墳で周濠をもつ。埋葬主体は後円部の横穴式石室で,奥壁と両側壁に白土と赤色顔料で壁画が鮮やかに描かれる。連続三角文・環状文・蕨(わらび)文・円文・弧線などの抽象文,大刀・槍・矛・靫(ゆぎ)・鞆(とも)・盾・鐙(あぶみ)・翳(さしば)などの武器・武具・馬具が配される。副葬品は少なく大刀・刀子(とうす)・鏃(やじり)・毛抜き状鉄製品など。7世紀前半の築造とされる。国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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