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豊臣秀次(とよとみひでつぐ)

生没 1568~95.7.15 織豊期の武将。父は豊臣秀吉の近臣三好吉房,母は秀吉の姉瑞竜院日秀。三好康長の養子となる。1584年(天正12)小牧・長久手の戦で有力武将を失うなどの失態から叱責をうけるが,翌年の紀州・四国攻めの功により,近江などで43万石を与えられる。90年の小田原攻め従軍後は,織田信雄改易後の尾張・北伊勢を領し清須(きよす)城に入る。91年秀吉の子鶴松が夭折したため,関白職を譲られ聚楽第に住した。朝鮮出兵時には,それに専心する秀吉にかわり,人掃令の発令など国内統治にあたった。しかし93年(文禄2)秀頼が生まれて秀吉と不和になり,謀反を疑われ高野山に追放のうえ切腹。妻子・側室も京都三条河原で処刑された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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