トヨタ自動車(トヨタじどうしゃ)
日本最大の自動車メーカー。豊田自動織機製作所で自動車製造の研究開発を開始した豊田喜一郎は,1933年(昭和8)に自動車部を設置,35年乗用車,ついでトラックの試作に成功,37年製作所から自動車部門を分離独立させてトヨタ自動車工業を創立した。第2次大戦中は軍用トラックや軍用機などの製造を行ったが,戦後民需への転換を進め,55年純国産車トヨペットクラウンを発売し,72年には年間生産200万台を突破,世界有数の自動車メーカーに成長した。50年4月以来分離独立していた販売部門のトヨタ自動車販売を,82年7月に吸収合併し,トヨタ自動車と改称。2014年(平成16)には世界で初めて販売台数1000万台を突破した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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