生没年不詳。江戸前期の新田開発者。箱根用水の開削者。江戸浅草生れ。駿河国東部の水不足解消などのため芦ノ湖の水を黄瀬川に加水する用水路を計画。1666年(寛文6)4月小田原藩・沼津代官へ許可を出願,7月末から開始された。深良(ふから)村名主大庭源之丞らの協力もあり70年通水し,約4000石の新田が開発された。与右衛門は同時期に武蔵国吉田新田(現,横浜市中区)開発にも工事人として参加。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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