1. 用語
  2. 日本史 -と-
  3. 土面(どめん)

土面(どめん)

縄文後・晩期にみられる土製の仮面。実際に顔にかぶるために目と口に穿孔(せんこう)した大型の仮面と,穿孔のないものがある。前者には鼻の大きく曲がった「鼻曲り土面」が特徴的。晩期には後者が多く,なかには直径10cm未満の小型品がある。縄文後期の東北地方には,仮面の部品と考えられる口・耳・鼻の土製品もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう