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宿直(とのい)

番を決めて官司や内裏に伺候すること。夜間を宿,日中を直というが,夜のみをさして宿直とよぶことも多い。大宝令に内外諸司の宿直制が規定され,弁官が名簿によってこれを把握した。一方,内裏では衛府官人や舎人(とねり)の宿衛が古くから行われていたが,8世紀後半に創始された次侍従(じじじゅう)の制,9世紀初期にうまれた昇殿の制などは,番こそ作らないものの宿侍者を大幅に拡大し,新たな官人統制の手段となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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