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土佐光信(とさみつのぶ)

生没年不詳。室町中期~戦国期の絵師。8代将軍足利義政の御教書によると,1469年(文明元)絵所預に補任された。96年(明応5)には刑部大輔に任じる旨の口宣案(くぜんあん)がだされている。「槻峰寺建立修行縁起絵巻」「北野天神縁起」(1503),「清水寺縁起絵巻」(1517)などの作品が現存。これらの絵巻の画面は,みずみずしい色彩と,のびのびとした筆遣いを特色とする。京中を描いた屏風や仏画・肖像画なども手がけた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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