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土佐光起(とさみつおき)

生没 1617.10.23~91.9.25 江戸前期の画家。土佐光則の子。法名常昭。堺に生まれ,のち京都に移る。1654年(承応3)従五位下左近衛将監(しょうげん)に任じられ,宮廷絵所預(えどころあずかり)となり土佐家を復興。同年,御所障壁画制作に参加。81年(天和元)に法橋(ほっきょう),85年(貞享2)に法眼(ほうげん)となる。土佐派の伝統を重んじつつ,宋・元の院体画風の花鳥画や狩野派の画法も学び,時代に即応した画風を創造した。代表作「粟穂鶉(あわほうずら)図屏風」。晩年の著作「本朝画法大伝」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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