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外様大名(とざまだいみょう)

江戸時代の大名の家格を将軍との関係を中心として分類する場合のまとまりの一つ。関ケ原の戦以降徳川氏に服属した大名をさし,それ以前から徳川氏に属していた譜代(ふだい)大名と区別される。多くは戦国期以前からの旧族大名や織田・豊臣両政権のときにとりたてられた者であり,関ケ原以前は徳川氏と同格の有力大名であった。幕府は彼らの統制に最も注意を払い,多く関東や畿内から離れた遠隔地に配置,初期には人質もとった。原則的に幕府の役職に就くことはなかった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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