1. 用語
  2. 日本史 -と-
  3. 徳冨蘆花(とくとみろか)

徳冨蘆花(とくとみろか)

生没 1868.10.25~1927.9.18 明治・大正期の小説家。本名徳富健次郎。熊本県出身。同志社中退後,上京して兄蘇峰の経営する民友社に入り,「不如帰(ほととぎす)」によってベストセラー作家となる。以後「自然と人生」や自伝的長編小説「思出の記」「黒潮(こくちょう)」などで地位を確立した。社会的関心も強く,大逆事件に際して政府の処置を批判する講演(「謀叛論」)を行うなど独自のヒューマニズムを実践したり,聖地巡礼とトルストイ訪問なども行った。妻との共著に自伝小説「富士」がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう