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独ソ不可侵条約(どくソふかしんじょうやく)

第2次大戦直前に独ソ両国が相互の侵略禁止などを定めた条約。1939年8月23日,モスクワでドイツ外相リッベントロップとソ連外務人民委員モロトフが調印。付属の秘密議定書には東ヨーロッパでの独ソ両国の勢力圏画定が含まれ,侵略的性格をもっていた。条約は日・独・伊3国間で進行していた防共協定強化交渉に対する背信であり,平沼内閣は退陣に追い込まれた。41年独ソ戦争開始により消滅。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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