徳川礼典録(とくがわれいてんろく)
江戸幕府の儀礼・制規に関する史料を集大成した書。和本39冊・付図2帙。1878年(明治11)岩倉具視(ともみ)が発案,明治天皇の内令をへて,松平慶永・伊達宗城(むねなり)・池田茂政の協力と旧幕臣数人の助力によって編纂。81年完成。起案段階では制令を中心とした江戸幕府の沿革史を想定していたらしい。「幕府年中行事」12巻のほか,幕府の諸儀式・職制にかかわるものも収録。1942年(昭和17)上中下3冊・付図1帙に編集して刊行。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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