徳川頼宣(とくがわよりのぶ)
生没 1602.3.7~71.1.10 江戸前期の大名。御三家の一つ紀伊徳川家の祖。徳川家康の十男。母は側室養珠院(お万の方)。1603年(慶長8)2歳で常陸国水戸20万石に入封。09年駿河国府中50万石をへて,19年(元和5)紀伊国和歌山55万5000石に転封。安藤直次・水野重央ら付家老(つけがろう)の補佐をうけ,21年に和歌山城の大改修をはじめ職制の整備,諸法令の発布,家臣団の編成など,難治といわれた和歌山藩の藩政の確立に努めた。26年(寛永3)従二位権大納言に叙任。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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