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徳川家光(とくがわいえみつ)

生没 1604.7.17~51.4.20 江戸幕府3代将軍(在職1623.7.27~51.4.20)。2代将軍秀忠の次男(兄長丸は早世)。母は正室崇源院(お江与の方)。幼名竹千代。法号大猷院。乳母春日局に養育される。1620年(元和6)元服,23年将軍職を継ぐ。32年(寛永9)秀忠の死後に将軍政治を本格化,評定所寄合の定例化や老中月番制など江戸幕府の諸制度を整備した。朝幕関係では34年30万の大部隊による上洛で朝廷を威圧し,幕藩関係では諸国巡見使の派遣,参勤交代の制度化,改易・転封策による大名統制策をとる。キリシタン禁圧と島原の乱の鎮圧,沿海防備体制の構築を推進する一方で,琉球国王・オランダ商館長の江戸参府,朝鮮通信使来聘を3回実現するなど,幕府の権威を高めた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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