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常盤御前(ときわごぜん)

生没年不詳。平安末期の女性。九条院(藤原呈子)の雑仕女。源義朝の妾となり,今若(阿野全成(あのぜんじょう))・乙若(義円,愛智円成)・牛若(源義経)を生む。平治の乱で義朝が敗北したあと,母と3児の助命を請い六波羅に出頭。その後平清盛の妾となり,廊の御方(藤原兼雅の妻)を生んだ。のち大蔵卿藤原長成の妻となり,能成を生む。「平家物語」「義経記」に登場し,後世の幸若舞や古浄瑠璃の題材とされた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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