占領下の1948年(昭和23)4~10月,東宝映画会社で発生した労働争議。会社側は同社から赤字と赤旗を追放するとして組合員の大量解雇にのりだし,撮影所閉鎖を実施,組合側は同所にたてこもって抵抗した。8月にアメリカ騎兵師団と戦車,武装警官が東京都世田谷区の砧(きぬた)撮影所に出動して弾圧を加え,「来なかったのは軍艦だけ」といわれた。10月に組合側の惨敗で争議は収束した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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