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東大寺文書(とうだいじもんじょ)

奈良市の東大寺に伝わる奈良~江戸時代の文書の総称。国宝の「東大寺成巻文書」「東大寺未成巻文書」のほか,「東大寺宝庫文書」「薬師院文書」「尊勝院文書」「東南院文書」や寺外に流出した個人蔵文書などからなる。寺領荘園の支配に関するものが多く,とくに伊賀国黒田荘関係の文書は重要。ほかに寺院組織や仏事・法会・行事,堂舎の造営・勧進に関するものなどがある。「栄西自筆唐墨筆献上状」1幅など,単独で重文に指定されているものも多い。影写本は内閣文庫・東京大学史料編纂所・京都大学文学部蔵。「大日本古文書」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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