戒壇堂の壇上四隅にそれぞれ安置される塑像(そぞう)。江戸時代に他堂から移されたもので,本来の安置場所は不明。いずれも唐風の甲(かぶと)をまとった姿で,怒りを内に秘めた静かな像容が手慣れた塑形技法により表され,格調の高い作風は天平彫塑を代表する。像高160.6~165.0cm。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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