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統制会(とうせいかい)

経済新体制確立要綱にそって各産業別に組織された統制組織。1941年(昭和16)8月公布の重要産業団体令を法的根拠とする。従来の多元的な統制団体のもつ欠陥を解決するため,関連企業の強制加盟により産業別に組織され,指導者原理が導入された。統制会会長の権限は,生産・販売・価格などの指令権から加盟企業役員の任免権に及び,その任免権を主務大臣が掌握することにより,政府・統制会・企業というピラミッド型の一元的な組織の創出が追求された。ほぼ全産業にわたる22の統制会が組織された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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