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唐招提寺(とうしょうだいじ)

奈良市五条町にある律宗総本山。南都十五大寺の一つ。鑑真(がんじん)が朝廷より賜った平城右京5条2坊の新田部(にいたべ)親王旧宅地に759年(天平宝字3)寺院を建立し,唐律招提寺と名づけた。しだいに伽藍が整えられ,776年(宝亀7)と812年(弘仁3)には封50戸が施入された。その後荒廃したが,鎌倉時代に貞慶(じょうけい)らによって復興が図られ,1244年(寛元2)には覚盛(かくじょう)が入寺して中興し,近世にも徳川綱吉の母桂昌院(けいしょういん)らの庇護をうけた。境内は国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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