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道昭(どうしょう)

生没 629~700.3.10 道照とも。7世紀の僧。河内国丹比郡の人。俗姓船連(ふねのむらじ)。飛鳥寺で得度。653年(白雉4)入唐し,玄奘(げんじょう)に師事して法相宗を学び,慧満から禅を学ぶ。661年(斉明7)帰朝。翌年元興寺に禅院を建立して将来した経論を収め,法相・禅を広めて日本法相宗の第一伝とされる。諸国をめぐって社会事業を進め,宇治橋架設にも関与した。薬師寺繍仏(しゅうぶつ)開眼の講師となり,698年(文武2)大僧都。遺命により大和国粟原(おうばら)で日本初の火葬に付されたという。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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