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春宮坊(とうぐうぼう)

「みこのみやのつかさ」とも。皇太子の宮の家政機関の中心組織。坊は唐制の左右春坊による。令制では,舎人(とねり)・主膳・主蔵の3監(げん)と,主殿・主書・主漿(しゅしょう)・主工・主兵・主馬(しゅめ)の6署を管轄。その後の統廃合により「延喜式」では主膳監・主殿署のみ統轄。職員構成は令制では大夫(従四位下)1人・亮(すけ)1人・大進1人・少進2人・大属1人・少属2人・使部(しぶ)30人・直丁(じきちょう)3人。平安時代に坊掌2人・史生4人が追加され,また蔵人(くろうど)・非蔵人・雑色(ぞうしき)・出納・女蔵人・宣旨などがおかれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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