田畠の所在と面積を条里の坪によって帳簿に記載すること,またその帳簿の坪付帳をいう。810~812年(弘仁元~3)の間のものと考えられる太政官符案にみえるのが早い例。坪付帳形式の文書は天平年間にさかのぼる。荘園公領制下でも荘園・公領の田地の所在は条里の坪で示され,所有・耕地状況などを記す坪付帳も,さまざまな形式のものが作成された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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