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菟玖波集(つくばしゅう)

准勅撰連歌撰集。20巻。二条良基(よしもと)が救済(きゅうぜい)の協力をえて編纂。1357年(延文2・正平12)成立,総句数は2190句。句数の多い作者は救済・二品法親王尊胤のほか,良基・導誉(どうよ)(佐々木高氏)・足利尊氏。書名は連歌道を「筑波の道」というところからきており,連歌の地位を高めたことでは,和歌の「古今和歌集」にも比せられる。鎌倉~南北朝初期の連歌の状況を伝える史料として貴重。「日本古典文学大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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