色彩の濃淡の変化を,暈(くま)(ぼかし)によらず,明暗の異なる同系の色面を段階的に並列することで表す方法。中国にならって日本でも7世紀から用いられたが,天平期には紺(青)・丹(に)(赤)・緑・紫の4系統の繧繝を組み合わせた色彩法が法則化された。正倉院宝物に代表的な例がみられる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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