大正・昭和期の評論雑誌。1918年(大正7)白虹(はっこう)事件で大阪朝日新聞社を退社した長谷川如是閑(にょぜかん)が,翌年2月に大山郁夫・丸山幹治らと創刊。マルクス主義文献の紹介に努め,社会主義思想の流行をもたらした。またファシズム批判の論説などを掲げたが時流に抗しきれず,30年(昭和5)3月に終刊。同年5月「批判」と改題して再出発した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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