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ワルシャワ条約機構(ワルシャワじょうやくきこう)

冷戦期の東欧における地域的集団安全保障機構。1955年西ドイツの再軍備と北大西洋条約機構(NATO)加盟に対抗して,ソ連の指導のもとで東欧八カ国友好相互援助条約(ワルシャワ条約)を結んで成立。56年のソ連軍によるハンガリー介入のように,同機構は域内での政治的監視機能をも保持。また68年のチェコ介入ではブレジネフ・ドクトリン(制限主権論)が展開された。アルバニアが中ソ論争を機に68年に脱退。冷戦の終結により,91年3月に軍事機構として,また7月に政治機構としても解散を決定。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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