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草鞋(わらじ)

「わらぐつ・わろうず・わらんじ」とも。稲藁で足の形に編んで作った履物。踵(かかと)をうける返しと,足に草鞋を結びつけるための紐,紐を通すためのいくつかの乳(ち)で構成される。ふつうは乳が左右に2対つく四乳(よつち)草鞋だが,無乳(むにゅう)で子ども用のゴンゾワラジ,1対の大原女(おはらめ)の草鞋,2対か3対の武者草鞋,4対の修験者の草鞋がある。仕事や旅行のときに履くことが多く,紐で足がすれるためにふつうは甲掛・草鞋掛・足袋を一緒につける。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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