度会行忠(わたらいゆきただ)
生没 1236~1305.閏12.27 鎌倉後期の伊勢豊受(とようけ)大神宮の神官・神道学者。父は行継。1251年(建長3)禰宜(ねぎ)に補任。83年(弘安6)一時三禰宜の職を解かれるが,85年に関白藤原兼平の命によって著した「二所大神宮神名秘書」が,亀山上皇にも読まれて,87年に復職。1304年(嘉元2)一禰宜となり,翌年没した。「古老口実伝」「奉仕秘記」「心御柱(しんのみはしら)記」などの著があり,伊勢神道の興隆発展に大きな役割をはたした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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