Jan Joosten van Loodensteijn(ヤン・ヨーステン)
生没 1556?~1623 オランダ船の航海士,朱印船貿易家。1598年ロッテルダムの貿易会社のリーフデ号に乗り組み,1600年(慶長5)4月豊後国臼杵湾に漂着。同船の航海長ウィリアム・アダムズとともに徳川家康に外交顧問として厚遇され,江戸に屋敷(八重洲河岸の地名は彼の居住地にちなむ)を賜り日本女性と結婚,耶揚子(やようす)と称した。09年平戸オランダ商館の開設後は,商館と幕府との交渉に協力し,また朱印船貿易に従事し,12~21年(慶長17~元和7)の間朱印状を得てシャム,トンキンなどに派船した。オランダへの帰国交渉のためバタビアに渡航した際,遭難し溺死した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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