也有(やゆう)
生没 1702.9.4~83.6.16 江戸中期の俳人。横井氏。名古屋藩の名門藩士。名古屋生れ。1727年(享保12)父の隠居後,家督を継ぐ。以後諸役に任じられるが,54年(宝暦4)致仕,前津(現,名古屋市中区)の知雨亭に隠棲。俳諧は美濃派の巴静(はじょう)門,また同地の宗匠巴雀(はじゃく)・木児らにも師事した。隠棲後,指導的立場から「非四論」「くだ見草」など多くの俳論書を刊行。俳諧のほか平家琵琶・謡曲・詩歌・狂歌・書画に優れた才能を発揮した。俳文集「鶉衣(うずらごろも)」は軽妙自在で俳文の極致を示す。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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