山本権兵衛(やまもとごんべえ)
生没 1852.10.15~1933.12.8 明治~昭和前期の政治家・海軍軍人。鹿児島藩出身。薩英戦争・戊辰(ぼしん)戦争に従軍。維新後海軍で累進,軍務局長などをへて第2次山県内閣~第1次桂内閣の海相。西郷従道(つぐみち)らのもとで日本海軍の育成に貢献し,薩摩閥の後継者となった。1904年(明治37)海軍大将。13年(大正2)大正政変により政友会を与党に第1次山本内閣を組織し,軍部大臣武官制の現役規定を廃止したが,翌年シーメンス事件で退陣。23年革新倶楽部を与党に第2次山本内閣を組織,関東大震災の復旧にあたったが,虎の門事件で短命政権に終わった。以後は薩派の長老として活動。伯爵。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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