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山部赤人(やまべのあかひと)

生没年不詳。奈良時代の歌人。宿禰(すくね)姓。「万葉集」にのべ50首の作品を残す。長歌を中心とした歌人で,とくに巻6には聖武天皇の行幸に従った際の長歌が多く収められている。笠金村とともに聖武朝初年に天武皇統としての意識を強くよびおこす作品群を作った。年次の明らかな作に724年(神亀元)の紀伊国行幸から736年(天平8)の吉野行幸までの歌がある。「吉野讃歌」「富士の山を望む歌」等が有名。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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