中部地方の南東部に位置する内陸県。旧甲斐国を県域として成立。1868年(明治元)旧幕領だった甲斐国には鎮撫府がおかれ,三分代官の支配地を府中県・市川県・石和(いさわ)県としたが,まもなく鎮撫府は甲斐府にかわるとともに3県も廃された。翌年甲斐府が甲府県と改称され,さらに70年三卿領の一つとして存続していた田安領を併合して全域1県となった。71年山梨県と改称して現在に至る。県庁所在地は甲府市。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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