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山田奉行(やまだぶぎょう)

伊勢町奉行とも。江戸幕府の職名。遠国奉行の一つ。日光奉行と同格。職掌は伊勢神宮の警衛および造営・修繕時の監督,伊勢・志摩両国の幕領および山田神領の支配,鳥羽湊の防衛と船舶の点検などであった。1603年(慶長8)初設(異説がある)。定員1人(空席や2人のときもあった)。老中支配,芙蓉間(ふようのま)席。江戸中期に役高1000石,役料1500俵。従五位下。下僚に水主,同心75人。1868年(明治元)度会府(わたらいふ)の設置とともに廃止された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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