山田美妙(やまだびみょう)
生没 1868.7.8~1910.10.24 明治期の小説家・詩人・評論家。東京都出身。本名武太郎。大学予備門在学中に尾崎紅葉・丸岡九華(きゅうか)らと硯友社を設立。1886年(明治19)「嘲戒小説天狗」で言文一致小説を試みるかたわら,九華との共著「新体詞選」を刊行するなど,新体詩創作にも力をいれた。87年新歴史小説「武蔵野」が好評を博す。詩論「日本韻文論」は詩の新律格の理論的追求の書として貴重。アクセントに着目した「日本大辞書」を編纂した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう