山路愛山(やまじあいざん)
生没 1864.12.26~1917.3.15 明治期の史論家・評論家。本名弥吉。江戸生れ。東洋英和学校で学び,キリスト教に入信。「護教」の主筆をへて「国民之友」「国民新聞」記者。経世論的実学を基礎とする明快な史論を展開した。北村透谷との人生相渉(そうしょう)論争は有名。その後「信濃毎日新聞」の主筆,「独立評論」「国民雑誌」の創刊など,ジャーナリストとして活躍。思想的には国家社会主義の立場をとる。著書は「頼襄(らいじょう)を論ず」「明治文学史」「日本英雄伝」など50冊に及ぶ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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