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山崎闇斎(やまざきあんさい)

生没 1618.12.9~82.9.16 江戸前期の儒学者・神道家。名は嘉,字は敬義(もりよし),号は闇斎・垂加。京都生れ。12歳の頃比叡山に,19歳のとき土佐国の吸江寺に寓した。南学の祖の谷時中(じちゅう)に学び朱子学に開眼,京都に帰って還俗。仏教を排斥し朱子学一尊を唱導した「闢異(へきい)」を著し,朱子学の立場を宣明した。その後10余年間,講席を開いて朱子学を教授するうち,笠間藩主井上正利,大洲藩主加藤泰義らの知遇をうけ,1665年(寛文5)会津藩主保科正之の賓師となる。正之との縁で,吉川惟足(これたり)に学び神道に接近,垂加霊社を名のる。崎門(きもん)学派の祖として多くの著名な門人を輩出し,また垂加神道を提唱した。著書「文会筆録」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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